5
(これは)偉力ならびなく慈悲深き御方の啓示で,
6
祖先がいまだ警告を受けず,それで気付かないでいる民に,あなたが警告するためのものである。
7
本当にその御言葉が,かれらの多くの者に下ってしまっているのだが,かれらは信じない。
8
われはかれらに首枷をはめ,それが顎にまで及ぶ。それでかれらの頭は上向きになった。
9
またわれは,かれらの前面に陣壁を置き,また背面にも障壁を置き,そのうえかれらに覆いをした。それでかれらは見ることも出来ない。
10
あなたが警告してもまた警告しなくても,かれらにとって同じで,かれらは信じない。
11
あなたは,訓戒に従う者,また目に見えない慈悲深き御方を畏れる者だけに,警告しなさい。それであなたはこれらの者に,寛容と偉大な報奨の吉報を伝えなさい。
12
本当にわれは死者を甦らせ,またかれらが予め行ったこと,そして後に残した足跡を記録する。われは一切を,明瞭な記録簿の中に数え上げている。
13
町の仲間(の物語)を,例としてかれらに示すがよい。使徒たちがそこにやって来た時のことを。
14
初めわれは,2人の使徒を遺わしたが,かれらは,2人とも嘘付き扱いをされた。それでわれは第3の者で強化した。そして使徒たちは言った。「本当にわたしたちは,あなたがたの許に遣わされた者です。」
15
するとかれらは言った。「あなたがたはわたしたちと同じ人間に過ぎません。慈悲深き御方は何も啓示を下されはしません。あなたがたは,嘘をついているだけです。」
16
かれら(使徒)は言った。「わたしたちが,実際あなたがたに遣わされた者であることは,主が御存知です。
17
わたしたちの務めは,只あなたがたに明白(なアッラーの御命令)を宣べ伝えるだけです。」
18
かれら(人びと)は言った。「わたしたちにとってあなたがたは確かな凶兆です。もし止めないならば,あなたがたを必ず石打ち(の刑)にしましょう。酷いめにあわせてやりますぞ。」
19
かれら(使徒)は言った。「あなたがたこそ凶兆です。あなたがたは訓戒されても(尚そう言うの)ですか。いや,あなたがたは無法の民です。」
20
その時町の外れから一人の男が走って来て,言った。「皆さん,(アッラーから)遣わされたこの人たちに従いなさい。
21
あなたがたに何の報酬も求めない方たちに従いなさい。かれらは(正しく)導きを得ている。
22
わたしを創られた方に仕えないなど,どうして出来ようか。あなたがたもかれの御許に帰されるのです。
23
そのような御方を差し置いて,外の神々を求められましょうか。もし慈悲深き御方がわたしに災いを下そうと望まれるならば,かれら(邪神)の執り成しは少しも役立たず,またわたしを救うことも出来ません。
24
(そうなるとしたら)明らかにわたしは誤りを犯したことになります。
25
わたしは,あなたがたの(真の)主を信じます。だから(人びとよ,)わたし(の言うこと)を聞きなさい。」
26
その時かれは,「あなたは楽園に入れ。」と仰せられた。そしてかれは「わが主の御赦しが与えられ,栄誉ある者の中に,
27
加えられたことを入びとに知ってもらえたら。」と言った。
28
かれの後,われはその民に対し天から軍勢を遣わしはしなかった。またそうするまでもなかった。
29
只一声叫ぶだけで,かれらは消え失せてしまった。
30
ああ,哀れなしもべたちよ。かれらは使徒が来る度,嘲笑してかかった。
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